ソフトバンクは、2026年度第1四半期連結業績を発表した。売上高は前年同期比9%増の1兆8147億円、営業利益は同4%増の3023億円と増収増益を達成。AI関連投資の収穫期入りや、セブン&アイとの資本業務提携、米国のAIインフラ事業進出など、通信会社から社会インフラ企業への進化を象徴する戦略が数多く示された。
ソフトバンクが発表した2026年度第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比9%増の1兆8147億円と好調な推移を示した。営業利益は前年同期比4%増の3023億円となり、進捗率は27%を確保。前年度に発生したLINEヤフー関連の一過性利益要因があったものの、全社的なコスト削減の取り組みが機能して増益を達成した。
純利益は前年同期比3%増の1501億円となり、こちらも進捗率27%と順調な滑り出しを見せた。すべてのセグメントで増収を達成しており、中でもエンタープライズ、ディストリビューション、ファイナンスの3事業が2桁の増収を記録した。
エンタープライズ事業は、売上高が前年同期比11%増の2604億円、営業利益が同28%増の622億円と大幅な成長を遂げた。新設したクラウドAI領域の売上高が31%増と急成長しており、AIデータセンターの稼働が事業を牽引した。宮川潤一社長は、今年度よりAI投資が収穫期に入っていると手応えを語る。
セキュリティ分野では、システムの脆弱性判断から修正パッチの適用までを自動化する「PaaS(Patching as a Service)」の本格提供を7月14日に開始した。1000人規模の専門体制を構築し、インフラを担う法人顧客3000社への提供を目指す。8月1日から有料化を開始し、すでに対象顧客との商談が活発化している。